江戸時代後期を代表する女流俳人で、須賀川で家業と子育てと俳句創作に奮闘した市原多代女の没後160年を迎えることから、風流のはじめ館はテーマ展「多代女でめぐる 俳句歳時記」を10月3日から11月30日まで開く。
多代女は1776年、白河藩御用商人の造り酒屋に生まれ、31歳で夫と死別してからは3人の子育てと家業経営に勤しんだ。
忙しい日々の中、俳人・石井雨考の勧めで俳句と出会い、芭蕉の蕉風を継承し、時代を代表する女流俳人として90年の生涯で4000句以上の作品を遺した。
今も市内各所に石碑が点在するほか、芭蕉が当地で詠んだ「風流のはじめや奥の田植え歌」の石碑を菩提寺の十念寺に建立し、自身の辞世の句碑とともに現存する。
今回のテーマ展は扇面俳句額「目の及ふたけ青山や夏けしき」や軸「若竹や夏を忘るる別座敷」(ともにはじめ館蔵)、市立博物館蔵の一具多代女二人句など彼女が春夏秋冬の趣に思いを馳せ、家族や友人とのかけがえのないひと時をいつくしむように詠んだ作品の数々を紹介する。
関連イベントとして、「たよ女さんクイズラリー」「はじめ館のガチャガチャ俳句」を実施する。クイズラリーは全問正解した先着20人にオリジナルグッズをプレゼントする。
会期中は野の花や香道、墨書など和文化と秋に親しむ体験講座「すかがわ大人塾」を5講座開講する。申し込みは専用フォーム(https://www.city.sukagawa.fukushima.jp/bunka_sports/bunka_geijyutsu/1006304/1017284.html)まで。
また連携イベントのバスツアー、NPO法人チャチャチャ21の「多代女の句碑巡り」を10月22日、すかがわ昔話の会の「昔話とたどるおくのほそ道 白河編」を11月6日にそれぞれ行う。
休館日は毎週火曜日。開館時間は午前9時から午後5時。入館無料。多くの来館を呼びかけている。












