いつの日か祖父母追い越す
祖父母のキュウリハウス受け継ぎ
幼稚園の頃から仕事を見続けていた、農家の祖父母引退を受けて、この春から鏡石町南町地内のハウス5棟を受け継いでキュウリ農家を始めた。母親と二人三脚で初めてづくしの農業に挑戦し、先月末に初出荷を迎えた。
高校卒業後は個人事業主として運送業など務め、「ハウスと農地をほったらかすのはもったいない」と思い切って、自分が出来ることに舵を切った。
農家は休みもなく朝が早い。繁忙期には夜も遅くなるが、「(農業を選んで)後悔はしていない。頑張った分だけ収入で返ってくる、やりがいを感じている」と誇らしげに笑顔を見せる。
キュウリのハウス栽培は病気予防やこまめな消毒、温度管理など大変なことも多いが「何一つ苦にならない」とやりがいを話す。
3年後までにハウスを3棟増やし、8棟育てる取り組みをまとめ提出した、青年等就農計画書が4月に町認定を受けた。
憧れのベテラン農家だった祖父母と同じようにコメやほかの野菜作りにも挑戦し、いつの日か追い越したい。