今もかがやきNo.7

有我重房ありが しげふささん(81)

須賀川特産牡丹苗生産直売農場長須賀川市浜尾
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牡丹の「一本立ち」確立
培った技術や経験を伝える

 半世紀近くを牡丹苗生育にささげ、この春から浜尾地区の自宅前庭に生産直売所を移転し、色とりどりの自根発生苗を鉢上げ販売している。
一般的に牡丹は一つの根から複数の幹が伸び花を咲かせるが、有我さんは独自のまったく異なる手法「一本立ち」を確立した。
幹本体が堅くなり病害虫の影響を受けなくなる3~4年目までは通常と同じように育てるが、時期を見極め秋の剪定に合わせて、目当ての幹1本以外は全て切り落とす。
根から吸い上げた全ての栄養を残した幹に集中させることで、太く通常よりも大輪の花を多く咲かせる「特別な牡丹」が出来上がる。
切り落とす時期や残す幹の長さなどが肝で、「これからは培った技術や経験を講習会などで積極的に広めていきたいです」と話す。
昭和から令和にかけて8・5水害、東日本大震災、台風19号水害など様々な危機に見舞われ、人生も紆余曲折した。「同級生をはじめ多くの方々に助けていただいた。今度は私が恩を返す番。まだまだ頑張ります」。

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