桙衝神社など3カ所を防火診断査察

消防

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    桙衝神社で初期消火訓練に臨む室田宮司たち

 文化庁・消防庁主唱の第67回文化財防火デーに係る須賀川市防火診断査察は26日、勢至堂観音堂の馬頭観音像(市指定文化財)など3カ所で行われ、桙衝神社では水消火器を使った初期消火訓練を実施した。
昭和24年に法隆寺金堂が炎上し貴重な壁画が焼損した日にあたり、文化財を火災や震災などの災害から守るために、全国的な防火運動を展開している。
須賀川市も広域消防本部の協力を得て、先人が遺した貴重な文化遺産を災害などから守るため、各文化財の火元責任者らとともに防火診断査察などを行い、防災意識の涵養と市民の文化財に対する理解啓発・愛護思想の高揚を図っている。
今年は勢至堂観音堂のほか、滝不動堂(滝字不動畑・市指定文化財滝不動尊像)、桙衝神社(桙衝字亀居山・県指定文化財神社本殿など)の3カ所を市職員、須賀川消防署長沼分署員らが巡回した。
このうち桙衝神社では室田定昭宮司や総代代表らの協力で消火訓練と通報訓練を行い、実際に119番通報し、火災の現状などを適切に消防署に伝えた。
訓練用の水消火器を使用し、実際の火災現場では協力者を募るために大声で火事ぶれすること、消火器の適切な使用方法、立ち上る炎ではなく火元の燃えているものに適切に消火剤をかけて鎮火に努めることなど詳しく説明された。
また火事を発見した場合、炎の高さが室内では天井ほど、屋外では自分の背丈を超える場合は安全確保を最優先にすることなども紹介された。
消火訓練は神楽殿前の境内で行われ、室田宮司らは大声で火事ぶれをした後で、火元に見立てたプレートに向けて地面をほうきで掃くイメージで水を振りかけ消火に努めた。
訓練終了後は県指定文化財の本殿、市指定文化財の拝殿、神楽殿、随神門などを巡回視察し、管理状況や防火体制の整備について指導しながら、日頃の管理に協力を求めた。