4月から国・県出先機関が移設する産業会館
須賀川市は3月議会に市産業会館条例廃止案を提出する。橋本克也市長が15日の記者会見で説明し、今年4月1日から普通財産として国・県に貸し付けるため、現在の行政財産としての用途を廃止する。
これまで産業会館は貸室業務と特産品販売などをメーンに稼働していたが、特産品販売は中町のすかがわ観光物産館flattoに機能を移転している。
新たに施設利用するのは、国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所と県農林水産部農業振興課の須賀川農業普及所機能を仮移設する。
河川国道事務所は阿武隈川上流治水対策出張所としての機能を持ち、一昨年10月の台風19号水害被害を受けて、阿武隈川緊急治水対策プロジェクトに第一線であたる見通し。
2機関ともに施設貸し出しは4月1日からとなるが、その後必要に応じて工事を行い機能の本格的稼働時期は現段階で未定となっている。