県は今年3月に東日本大震災から10年を迎えるにあたり、子どもたちにふるさとの大切さを考えてもらう機会を創出するため、飛行機で県内を遊覧する「ふくしまふるさとフライト」を3月6日から全4回実施する。参加は無料で、申し込みは今月17日から26日まで受け付け、応募多数の場合は抽選する。
上空を飛行する福島空港発着遊覧フライトに県内の子どもたちを招待し、震災から10年が経過したふるさとの姿を空から見てもらうことで、「ふるさとふくしま」の大切さ、「ふるさとふくしま」の未来や自分たちの将来を考える機会を提供することが目的。
フライトは福島空港から会津地方、隣県上空を経て、特に津波被害や原発事故の影響を受けた浜通りを見て回り、福島空港に戻る約90分間の体験を予定している。
また遊覧飛行後、バスに乗り換え、ANAスタッフの案内で空港の立ち入り制限区域を見学するバックヤードツアーを行う。
応募の際、小学生は保護者1人につき児童1~2人で申し込み、当日も保護者同伴が必要となる。
中高生、専修学校生は生徒1~2人で申し込み、参加も生徒のみ。特別支援学校は保護者1人につき児童1人で申し込み、保護者同伴の参加が必要。
抽選の場合は3月1日頃に抽選結果をメールで通知する。
新型コロナの感染状況や当日の天候等により延期や中止となる場合がある。また参加当日に健康チェックシートの提出、検温などを行い、感染対策も万全にする。
申し込みはインターネットの県空港交流課特設サイトから受け付ける(「ふくしまふるさとフライト」で検索)。
実施スケジュールは次の通り。
◇小学生(時間はいずれも午前10時半から)▽ANA=3月6、7日▽FDA=28日▽IBEX=4月3日
◇中学・高校・専修学校(時間はいずれも午後1時半から)▽ANA=3月6日▽IBEX=4月3日
◇特別支援学校小学部(時間はいずれも午前10時半から)▽ANA=3月6、7日
◇特別支援学校中学・高等部(午後1時半から)▽ANA=3月6日