完成した「結」イヤリング
須賀川高オフィス情報科3年生と南相馬市小高区のハンドメイドガラス工房「iriser―イリゼ」がコラボレーションし、両市をつなぐアクセサリーピアス・イアリング「結―むすび」を完成させた。20日午前11時から正午まで、生徒たちがすかがわ観光物産館「flatto」でPRを兼ねた受注販売会を開く。
県内の避難指示などの対象となった被災12市町村の事業者を支援する経済産業省委託事業「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」で立ち上がった福島の新おみやげブランド「福の小みやげ」プロジェクト活動を元に誕生した。
今年度、郡山市のヘルベチカデザインの佐藤哲也代表が須賀川高オフィス情報科3年生の特別講師を務め、「商品開発」をテーマに全10回の授業を行った。
生徒たちは「価格設定」「コンセプト」「デザイン」「広報・宣伝」の4チームに分かれ、商品が開発される過程や価格設計、デザインの情報整理などを各専門分野の講師とともに学んだ。
講義と平行しながらイリゼとコラボレーションした新商品の開発も手がけ、”地元須賀川市と南相馬市をつなぐアクセサリー”をテーマに、松明あかしの「炎」と相馬野馬追の「蹄鉄(ていてつ)」を組み合わせたピアス・イアリング「結―むすび」が完成した。
「結」は20代から40代の女性をターゲットに、ニッケルフリーを使用、ピアスとイヤリングは各50セット限定の受注生産、炎と蹄鉄を組み合わせたモチーフ部分は耐熱ガラスで出来ている。
片耳ずつ異なるデザインで、金具はサージカルステンレス素材とニッケルフリーメッキ加工、サイズは25㍉×18㍉と30㍉×10㍉となる。価格は税・送料込みで1万1000円。
flattoでは20日から3月31日まで「結」の常設展示と店頭注文予約を受け付ける。20日は須高生3人とイリゼ担当者が店頭で商品をPRする。