若い世代がボランティアセンターで活躍


  • 画像
    被災者宅の片付けを手伝う本田さんと内山さん

 須賀川市社会福祉協議会は災害ボランティアセンターを設置し、福島県沖の地震で被害を受けた一人暮らし世帯高齢者、高齢者・障がい者世帯の支援を進めており、10年前の東日本大震災の経験が新たな世代のボランティアを生み出している。

 このうち19日には市内在住で専門学校生の本田隼さん、内山楓斗さんの2人が緑町で一人暮らし高齢者の大江ハルミさん宅を市社協職員らと訪問し、棚から崩れた食器などの整理やガラス類の後片付けに汗を流した。

 大江さんは13日深夜、自宅で過ごしていたところ地震に見舞われ、10年前の東日本大震災を思い出す大きな揺れに恐怖を感じたという。また連日余震も続き、3日間は眠ることもできなかった。「地震で家の中が荒れてしまったが、持病のためあまり動くと体調を崩すので困っていた。そうしたところ、須賀川署の警察官が見回りに来てくれて、『困っているならボランティアセンターに連絡するといい』と教えてくれた」と話す。「こうして若い人たちが手を貸してくれて、本当にありがたい。感謝してもしきれないほどだ」と約1週間ぶりになるだろう安心した笑顔をみせていた。

 本田さんと内山さんは専門学校で公務員を目指して勉強しており、「10年前の震災では、自分たちも幼く、被災者だったので多くの人に助けていただく立場でした。その分、今回は地域のため役に立てればと思いボランティアに参加しました。『ありがとう』と喜んでいただけたので、行動して良かったと感じています」と述べた。

 災害ボランティアセンターでは引き続き、ボランティアの人手を借りたい被災者(一人暮らし高齢者・高齢者世帯・障がい者世帯のみ)の要望を受け付けている。

 またボランティアとして活動するためには、事前にセンターでの登録が必要となり、今回はコロナ禍のため市内在住者のみ登録できる。

 活動内容はテレビや家具の原状復帰、部屋の片付けなど。

 ボランティアの登録や要請は市社協窓口(℡88―8211)まで。