考えた企画を発表する高校生たち
須賀川駅周辺の利活用を高校生や大学生、地域住民が考える「須賀川駅周辺地区まちづくりワークショップ」の第3回は19日、市役所大会議室で開かれ、通年と四季のイベントを5班に分かれて企画した。
市駅西地区都市再生整備事業に合わせ、同地区の将来について意見を交わす場を昨年度から設け、福島大との連携事業としてワークショップや駅イルミネーションなどを実施してきた。
今回は新栄町町内会の5人、須賀川高14人、須賀川桐陽高10人のほか、福島大共生システム理工学類の川﨑興太准教授らが参加した。また同大の学生もオンラインで加わった。
前半は川﨑准教授が今回のワークショップ「企画書をつくろう」についてポイントなどを説明した。
参加者は通年、春、夏、秋、冬の5班に分かれ、駅や周辺で行う新たなイベントについて時期や場所、ポイントや狙いを話し合った。
通年班は高校生らが出演する音楽ビデオを月ごとに上映する「街も人も輝けるプロジェクションマッピング」、キッチンカーや駅弁開発を含む「月ごとのうまいものフェア」を発表した。
春班は桜の花と小型の熱気球スカイランタンのコラボレーションや、高校生とプロの料理人の商品開発を含む「SORANIWA」を企画した。
夏班は駅屋上を使ったバンド演奏やロードアートなど行う「夏盛 駅まるっと使っちゃいました」、秋班はコスプレやストリートピアノ、松明あかしを表現した料理などで盛り上がる「ハロウィンフェスin炎」、冬班は駅周辺にかまくらを設置し、食事などを楽しむ「冬の桜でお花見inかまくら」をそれぞれ発表した。
次回のワークショップは3月18日、今回出した各企画を福島大の学生が企画書としてまとめ、より現実的なイベントとしてアイデアをまとめる。
最終的な成果は展示して広く周知を図るほか、実現可能な案は新年度から実施を検討していく。