3月1日から「語り継ぐいのちの俳句」展


 風流のはじめ館の「語り継ぐいのちの俳句」展2021は3月1日から31日まで開かれ、東日本大震災から10年の節目の年を迎え、多くの人たちの想いを記憶に残し、文学から未曾有の大災害を振り返る。

 震災を見つめ続けた「語り継ぐいのちの俳句―3・11以後のまなざし」の著者、高野ムツオさんの一句と写真家の佐々木隆二さんの写真を一つ一つパネルにし、計26句を展示する。

 津波被害のまちをバックに、満開となった桃の花を写した写真に添えられた句「地震の話いつしか桃が咲く話」など、写真とともに詠むことでより深く考える機会となる。

 合わせて15日からテーマ展「東日本大震災を詠む」は同館で開かれ、角川俳句賞を受賞した須賀川出身の俳人永瀬十悟さんの「ふくしま」、桔槹吟社の塩田和子さんや髙久田みのるさんら5人が地震被害、復興への希望などを詠んだ句の直筆短冊を展示している。

 また3月14日は高野ムツオさんと永瀬十悟さんのギャラリートークは定員に達した。

 問い合わせは同館(℡72―1212)まで。