風流のはじめ館で「語り継ぐいのちの俳句展」

イベント文化

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    高橋さんの震災詠句と佐々木さんの写真が並ぶ会場

 東日本大震災からまもなく10年。震災を見続けてきた俳人高野ムツオさんと写真家佐々木隆二さんによる「語り継ぐいのちの俳句展2021」は31日まで、風流のはじめ館で開かれ、「言葉」と「写真」のコラボレーションをぜひ観覧してほしいと呼びかけている。
 高野さん著「語り継ぐいのちの俳句―3・11以後のまなざし」から「地震の話いつしか桃が咲く話」など震災を詠んだ俳句作品26句と、その自解を佐々木さんの写真と組み合わせて展示する。
 会場には震災と津波などで荒廃したまちなみの写真作品とともに、震災と正面から向き合い未来への希望を詠み込んだ俳句作品が並び、来館者らもそれぞれの10年を思い出しながら、静かに俳句と写真をじっくりと観賞していた。
 なお14日午後1時半からは、高野さんと桔槹吟社同人で第57回角川俳句賞を受賞した長瀬十悟さんによるギャラリートークを開く(事前申し込みで定員に達している)。
 なおテーマ展「東日本大震災を詠む」も同時開催している。須賀川を代表する俳句結社桔槹吟社の森川光郎代表と同人らが、当時の実体験などをもとに震災を詠んだ俳句作品が並ぶ
 開場は午前9時から午後5時まで、入場無料、毎週火曜休館。車で来館する場合は市役所駐車場を利用する。問い合わせは同館(℡72―1212)まで。

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