7日まで春季全国火災予防運動

消防

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    啓発チラシなどを配布し、火災予防を呼びかける署員

 須賀川地方広域消防組合(水野弘美消防長)は1日からの春季全国火災予防運動期間に合わせ、各署で街頭PRや高齢者世帯の防火訪問などを展開し、住警器の設置や春先に多発する野火火災の防止などを呼びかけ、火災予防思想の普及啓発を図る。
 今年度の春季全国火災予防運動は1日から7日までの7日間、全国統一防火標語に「その火事を 防ぐあなたに 金メダル」を掲げて展開する。
 このうち長沼分署は28日、ながぬまショッピングパークアスクで街頭予防広報活動を実施した。
 職員8人が買い物客にチラシや防火ハンドブック、啓発用絆創膏など150セットを配った。新型コロナ対策として手袋を着用し、アルコール消毒を行うなど徹底した。
 市民に対し、①寝タバコはしない②ストーブは燃えやすいものから離して使用する③ガスコンロ等から離れる時は必ず火を消す―の3つの習慣と、①住警器を設置する②防炎品を使用する③住宅用消火器等を設置する④隣近所の協力体制をつくる―の4つの対策を合わせ、計7つのポイントで命を守る住宅防火に協力を呼びかけた。
 また住警器は設置から10年程度で電池切れとなるため、設置していても定期的に点検し、必要に応じて交換しなければならない。
 同組合では住警器の無料取り付け支援サービスを行っている。
 対象は65歳以上のみで構成する世帯や身体に障害があるなど自力での設置が困難な世帯。販売店か須賀川地方広域消防組合ホームページにある申込用紙に必要事項を記入し、最寄りの消防署に直接もしくは郵送すると、署員が設置する。
 運動期間中はこのほか、須賀川消防署は6日午後1時からヤマダ電機テックランド須賀川店で街頭PR活動を行う。また新たな試みとして、市内のヤクルト販売店の協力で訪問販売員のバッグに啓発チラシを貼り付け、販売員が市民宅に訪問する際火災予防を呼びかける。鏡石分署はリオン・ドール鏡石店の協力で、同店の買い物かごに啓発チラシを入れるなどして防火思想の普及を図る。
 さらに各署で広報車両による呼びかけを強化し、悲惨な火災を防ぐため、日頃の注意をうながす。
 住警器取り付け支援サービスの問い合わせは同本部予防課(℡76―3114)まで。