県が進める天栄村内の鳳坂トンネル(仮称)工事について、添田勝幸村長は1日の会見で「順調に推移しており、6月に貫通となる見通しと聞いている。その後、電気整備や舗装、トンネル前後の道路整備などを進め、令和4年12月に開通式を実施したいと県から連絡があった」と説明した。
同トンネルは牧之内地内から羽鳥地内を結ぶ片側一車線、総延長2538㍍のトンネルで、工事を請け負う大林組が平成30年11月末から掘削を続けている。
開通により、走行距離を約3㌔短縮、最急縦断勾配は12%から4%に、最小曲線半径は10㍍から350㍍に改善する。
村の東西の往来がしやすくなり地元の利便性が高まるほか、救急医療が必要となる際の所要時間改善、中通り地方と会津地方を結ぶネットワークを構築など様々なメリットが期待される。