天栄村の新年度当初予算44億円

行政

  • 画像
    記者会見する添田村長

 天栄村の添田勝幸村長は1日、村役場で令和3年度当初予算を記者発表し、一般会計は44億1000万円(前年度比2000万円、0・5%増)と説明した。
 添田村長は「第5次村総合計画の将来像『自然と共に 人・未来を想像する村てんえい』実現のため、5つの基本目標を中心とした基本事業と、アフターコロナを見据えた新型コロナ対策など、各課が連携して積極的に取り組むための予算編成とした」と述べた。
 基本目標のうち「安全・安心な環境づくり」は予算総額10億2235万7000円。空き家改修事業等補助は空き家取り壊しを上限50万円、2分の1まで補助できるよう拡充し予算は315万円。災害対策として耐震性防火水槽を広戸地区の地下に整備するため1000万円。道の駅季の里天栄周辺で造成工事を進めるふるさと公園に防災備蓄倉庫を5035万6000円で整備する。なお造成工事は新年度2917万7000円の事業費で年度中に完了させ、令和5年までに新しい道の駅の建物などを建設して公園完成を目指す。
 「みんなで支え合い築く健康づくり」は総額5億5095万円。新型コロナワクチン接種事業に4048万3000円。集団接種と個別接種の2つで対応する予定で、高齢者の移動は福祉バスなどを活用するなど安全な接種体制の構築を図る。寝たきり老人等介護激励手当はこれまで1人1カ月1万円だったが、3000円加算する。給食費等補助金で996万8000円を計上し、コロナ禍で苦しい家計を支援するため、小中学生の給食費を3分の1補助する。
 「地域を活かした産業づくり」は総額3億1806万6000円。新規就農者支援センター補助金は112万4000円で、営農を希望する移住者などを対象に村内農家を講師とする研修を実施し、指導者・受講者に手当を支給する。天栄ブランド化推進事業補助金を335万2000円に拡充し、給食に天栄米や天栄マカなど村が誇る特産品を使用する日を設け、郷土愛などを高める。アフターコロナの施策として着地型誘客推進事業業務委託料419万6000円は県の補助を受け、教育旅行に向けたモニターツアーなどを企画する。
 「心豊かな人づくり」は総額2億2927万2000円。小学校英語検定手数料に14万4000円で、5・6年生72人が5級の試験に挑戦できる。中学生の英検手数料も100万7000円に拡充し、5級から準2級まで受けられるようにし、「英語の村てんえい」を推進する。小学生異文化体験授業委託料が128万円、中学生の同事業が190万2000円で、ブリティッシュヒルズでの体験授業を小学生全学年は日帰りで、中学2年生は1泊2日で受ける。
 「未来につなぐ村づくり」は総額5億7917万1000円。地域おこし協力隊事業は1200万3000円に拡充し、既存の鳥獣被害対策2人のほか、新たに観光支援部門1人を4月1日付けで着任させ、アフターコロナの観光PRを加速する。
 新年度予算は9日から開かれる村議会で議論する。