須賀川アリーナと大東地域体育館の利用再開

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    利用再開した大東地域体育館で卓球を楽しむ市民

 須賀川市は市内の体育施設のうち、須賀川アリーナの電気設備切り替え工事と福島県沖地震で被災した大東地域体育館の仮復旧を完了し、両施設は2日から利用を再開した。また各地域体育館は4月以降、照明のLED化工事のため順次休館を予定しており、利用団体に調整など協力を呼びかけている。
 須賀川アリーナは2年前の台風19号で浸水被害を受け長期間休館していたが、市民の要望に応え昨年10月暫定的に再開した。今回は電気設備を仮設から常設に切り替えたもので、先月15日から休館していた。また先月発生した地震でメーンアリーナの天井パネルが落下したため、合わせて修復した。
 工事完了により、メーン・サブアリーナやトレーニングルーム、会議室、円谷幸吉メモリアルホールなど全館が利用可能となった。
 なおメモリアルホールは新年度の「二人の円谷」顕彰事業の一環で、展示方法や空調設備、内部改修など行ってリニューアルする予定で、4月以降早期の着工を目指す。
 大東地域体育館は地震により2階部分の窓ガラスが6枚割れるなど被害を受けた。
 仮復旧は板でガラスを代替させ、本復旧まで一時的に利用者に貸し出す。
 再開を聞きつけた利用団体が初日から集まり、スポーツを楽しんでいる。
 このうち毎週、卓球を行うビッグファイターズ2000の7人は仲間との久しぶりの再開を喜んだ。磯部治郎会長は「約1カ月ぶりにこうして集まれてうれしい。仲間と体を動かすのは健康にもつながる」と笑顔を見せた。
 同館は今後、LED化工事と本復旧の工事を合わせて行う予定だが、実施時期は決まっていない。
 そのほかの地域体育館もLED化工事を実施するため、浜田、稲田、仁井田は4月から1カ月程度、西袋は6月14日から7月13日まで休館する予定。
 市民スポーツ会館は5月から、LED化工事とトイレ様式化などを合わせて行う。いわせ地域トレーニングセンターも両工事を実施するため6月14日から7月末まで休館する。
 なお市は、県沖地震により地面がひび割れるなどして利用停止している並木町運動場の復旧工事もできるだけ早期に進める。