市役所1階みんなのスクエアに展示されているトーチ
県内で行われている東京2020オリンピック聖火リレートーチの市町村巡回展の締めくくりとして、須賀川市での展示が4日から市役所1階みんなのスクエで始まり、27日に市内を通過する聖火リレーへの期待感を高めている。展示期間は9日まで6日間。
聖火リレーに向けた機運醸成を目的に、鏡石町や天栄村など県内21市町村で展示されてきた。
トーチは南相馬市の児童が描いた桜を原点にデザインされ、先端の花びら型から生み出される5つの炎が、トーチ中央でより大きな輝きを放つ。
素材の一部に東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材を再利用し、一歩ずつ復興に向けて進む被災地の姿を世界に伝える。
トーチは展示台に固定され、アクリルケースに覆われている。ケース上部の鏡面にはトーチの特徴である桜をイメージした燃焼部が映る。トーチ前で撮影はできるが、手に持つことはできない。
展示時間は午前8時から午後9時までだが、最終日は午後5時までとなる。
展示を聞きつけた市民らはトーチと記念撮影などして、3週間後に迫る聖火リレーを想像している様子だった。