新規高卒者の内定率は1月末98・0%


 須賀川公共職業安定所は管内の今春新規学校卒業者の1月末現在職業紹介状況を3日までにまとめた。高校卒業者の就職内定率は98・0%で、昨年より1・6ポイント減少している。担当者によると3月現在も100%には至っていないが、個別相談対応など続け、全員の就職を目指す。
 今年は新型コロナの影響で選考開始を10月16日と例年に比べ1カ月遅らせた。
 1月時点の同所管内の高校卒業予定者1324人(男747人、女577人)のうち、就職希望者は399人(男261人、女138人)。昨年同期と比較すると卒業予定者は89人減、就職希望者は73人減で比率として大きく変わりはない。
 県内就職希望者は81・7%(前年同月比1・8%増)で、昨年より県内希望者が増加した。
 求人数は前年同月比105人減の612人だが、求人倍率は1・53倍(同0・01ポイント増)で、3年連続で同程度の倍率を維持している。
 就職希望者のうち391人(男257人、女134人)が内定している。内定者の県内留保率は81・6%となっている。
 未内定者数は8人(男女各4人)で、うち県内希望が7人、県外希望が1人。
 福島労働局管内の求職者数は前年同月比585人減の4014人。内訳は県内が3001人、県外が1013人。県内比率は74・8%。内定率は95・8%となった。
 同所は今後、新規就職者の職場定着を支援するため、窓口での相談受け付けなど引き続き取り組んでいく。また新型コロナの状況などを見極めながら、可能な範囲で支援事業を展開し、離職率低下を目指す。

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