桔槹吟社(森川光郎代表)主催、阿武隈時報社など後援の「牡丹俳句大会」は、5月9日午前9時半からtetteたいまつホールで開かれる。今月31日まで、須賀川の春を代表する牡丹などをテーマにした俳句作品を募集している。
江戸時代から連綿と続く須賀川俳壇の継承と振興、その人的育成、俳句のまち須賀川からの情報発信などを目的に、牡丹が最盛期を迎える時期に合わせて毎年開かれ、毎年県内外から俳句愛好者ら約100人が参加している。
今年は講演会講師に福島市在住の俳人で医師の春日石疼(せきとう)さんを迎え「俳句と認知症~その理解と予防~」をテーマに講話を聴く。
春日さんは大阪出身で昭和57年から福島市に居住。現在、風流のはじめ館テーマ展「語り継ぐいのちの俳句展」に作品を展示する高野ムツオさん主宰の「小熊座」で活動する。句集「天球儀」を朔出版社から発行。代表句に「遠夜汽車われも真白き繭ならむ」などがある。
講演会と合わせて牡丹俳句大会への投稿を受け付ける。俳句は未発表句2句1組として、投句料は1組1000円、俳句を同封した現金書留、または郵便局の無記名の定額小為替を事務局に郵送する。投句料の同封のないものは無効となる。
投句に前書きなどは不要で楷書ではっきりと書き、封筒表面に朱書きで「牡丹俳句大会句稿」と記入する。
選者は大会講師の春日石疼さん、桔槹吟社森川代表、江藤文子同人会長、同人の永瀬十悟さんら30人が務め当日表彰と選評があり、入選句には講評がある。
郵送先は〒962―0001、須賀川市森宿字横見根15―28、「牡丹俳句大会事務局」石山たま江さんまで。問い合わせは同事務局(℡75―0288)へ。