5日歩いて見に来たうつみね保育園の園児ら
「お雛様の博物館」として知られる須賀川市立博物館の「雛人形展・健康への願いを込めて」は7日まで開かれ、連日市内外から多くの来館者が足を運んでいる。
時代や地方を問わず無病息災の祈りとともに病や災いの身代わりとなった雛人形の原点と言われる、さいたま市岩槻人形博物館蔵「天児」「這子」「立雛」「寛永雛」などが観覧できる貴重な機会となり、今のコロナ禍にも通じる願いに来館者は関心を寄せている。
そのほか同館収蔵の江戸時代から現代までの雛人形「享保雛」や「古今雛」など、雛人形と関連資料合わせて約300点が並ぶ。
時代や地方によって大きさや着物、顔立ちも様々で段飾りは鮮やかな赤い敷物が目を引き、来館者を明るく迎えている。同館は「春の風物詩となり、半世紀続く人形展を多くの人にみてもらいたい」と話している。
観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障害者は無料。
開館時間は午前9時から午後5時。
問い合わせは同館(℡75―3239)まで。