長沼小(積田育子校長)は11日、総合学習の授業の一環で、藤沼湖決壊事故の事実を語り継ぐ東日本大震災追悼集会を開く。全校生で滝防災公園の慰霊碑を訪れ、犠牲者(死者7人、行方不明者1人)に追悼の意を表す。
慰霊碑建立実行委員が制作したパンフレット「あの日を忘れない―そして語り継ぐ未来へ―」から抜粋した写真を体育館でスライドショーにして観賞、決壊について概要説明を受け、黙とうをささげる。
学区内の滝、北町地区を襲った「陸の津波」と言われる藤沼湖決壊の記憶を忘れず、全員で慰霊碑へ出向き、10年前に地元で起きた悲惨な事故を考え、感想を書き発表、改めて亡くなった人や辛く苦しい思いをした多くの人たちの思いに寄り添い、語り継ぐことで地域の人に愛されて育つ子どもたちの情操を育む一助にする。