上空から被災3県の今を見る


  • 画像
    上空からの光景に沸き立つ機内
  • 画像
    被災3県を巡ったふるさとフライト

 県と航空会社の「ふくしまふるさとフライト」は6日にスタートし、県内の小・中・高校生らが上空から県内を始めとする被災3県の今を見て、ふるさとの大切さやこれから自分たちが築く未来について考えを深めた。
 新型コロナ禍で校外学習の機会が少なくなる中、上空を飛行する福島空港発着遊覧フライトに県内の子どもたちを無料招待し、震災から10年が経過したふるさとの姿を空から見てもらうことで、「ふるさとふくしま」の大切さ、「ふるさとふくしま」の未来や自分たちの将来を考える機会を提供することが目的。
 4月3日まで全6回の予定で、計396人が参加する。
 初回は東北6県の花をあしらった全日空の復興支援シンボル機「フラワージェット」を使用した。
 福島空港を離陸して北上し、山形県を経て岩手県の釜石市上空からリアス式海岸を眺めた。その後、海沿いを南下しながら気仙沼や南相馬を巡り、津波被害やイノベーション・コースト構想など現在の復興を機内放送で解説した。聖火リレーのグランドスタート地点となるJヴィレッジを見た後は福島空港へ機首を向け、約1時間半のフライトを満喫した。
 最後に乗務員が「今日の体験が、未来を思い描き、一緒に前に進んでいくきっかけになってほしい」とアナウンスした。
 着陸後はフラワージェットと記念撮影し、滑走路外周道路をバスで周遊するバックヤードツアーも行った。
 参加した西袋一小2年の根本つむぎさんは「海がとてもきれいでした。でも10年前の地震で大変な津波の被害があったと学校で教わったことを思い出しました。私は将来学校の先生になりたいので、今日見たこともいつか話したいです」と目を輝かせた。
 また参加者から空港や関係者を応援するメッセージも募集し「新型コロナで大変ですが、 お仕事がんばってださい」「コロナに負けないよう応援しています」など励ましの言葉が寄せられた。 今後福島空港内で展示する予定。
 参加者には搭乗証明書や全日空のトラベルタグ、マスクケース、メモ帳などの記念品が贈られた。
 なお飛行ルートなどは運航する航空会社によって異なる。