風流のはじめ館大人塾「音読入門」

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    丹治さんにアドバイスをもらう受講者ら

 風流のはじめ館はすかがわ大人塾「声とこころを鍛える音読入門」を10日に開き、8人が受講した。
 講師に読み聞かせサークル「ポケット」会員で須賀川混声合唱団員の丹治道子さんを迎え、自己紹介をした後、北原白秋の「五十音」や早口言葉で大きな声を出すを練習した。
 また金子みすゞや坂本遼の詩から一つ選び、丹治さんから気持ちを込めて読むことのアドバイスを受け、同じ詩でもそれぞれの声で違う読み方や表現がかわることなどに関心を寄せ学び合っていた。
 新型コロナ禍で人と話す機会が減り、急に話すと「ろれつ」がまわらない、声帯の退化を感じるなど、受講者は「この交流の機会を楽しみにしていた」と話した。
 お互いの声を聞き、大きな声を出すことに慣れた頃には緊張もほぐれた様子で休憩の際には談笑し、和やかな雰囲気で充実した時間を過ごしていた。