須賀川署は2月末までのなりすまし詐欺について、被害は発生していないと発表した。一方で、新型コロナのワクチン接種が医療従事者を皮切りに始まる中、便乗した詐欺への警戒を強めている。
今年に入ってからなりすまし詐欺被害は出ていないが、予兆電話は複数件確認されており、引き続き注意が求められる。
県内全体では既に15件2255万円(前年同期比11件1487万年減)の被害が発生している。内訳はキャッシュカードをだまし取るキャッシュカード詐欺盗が9件1733万円、還付金詐欺3件282万円、預貯金詐欺2件100万円、架空料金請求1件140万円。
新型コロナワクチンに便乗した詐欺はまだ発生していないが、今後各市町村で接種券(クーポン券)を配布する時期などに危険性が高まる恐れがある。
ワクチンは全員が無料で摂取できる。電話口で予約金を求めたり、銀行口座、自宅にいる時間などを尋ねられた際は詐欺を疑い、会話が途中であっても通話を切断し、家族や警察に相談するなど被害防止が必要となる。
また在宅時でも常に留守番電話に設定し、不審な電話に直接対応しないことも有効とされる。
不審な電話や訪問があった場合は同署(℡75―2121)まで。