「東北・水すまし賞」が贈られる児童たち
須賀川三小(松山祐介校長)は水環境保全に関わる優れた活動やに取り組み贈られる今年度の「東北・水すまし賞」を受賞し、15日に授賞式が同校で行われた。
同賞は東北地方の小中高校生を対象に平成4年度から行われており、県内の受賞は平成29年度以来3年ぶり。日本水環境学会東北支部の主催。
授賞式には5年生70人と須賀川に清流を取り戻す市民の会(高橋恒雄会長)らが出席し東北支部表彰部会長の中野和典日本大学工学部教授が安藤心緒さんに賞状を手渡した。
深作彩耶さんが「長い間の活動が認められてうれしいです。須賀川の下の川の活動は21年にわたり、引き継がれて活動しています。水質調査、せきを作る、木炭を入れるなど、これからもきれいな自然を守り続けていきたいと思います」と受賞の喜びを語った。
中野教授は「世代を超えて長く続けることに意味がある、努力した結果であり素晴らしい」と述べた。
須賀川三小は環境学習の中で、須賀川に清流を取り戻す市民の会の協力を得て、水環境を学び、保全へ向けた問題意識を強め、環境美化と水質浄化活動を行っている。昨年はコロナ禍で人数制限をしながら、6月と9月に下の川で水かさや濁り具合などを観察し、水をきれいにする重要性や自然共生について学び、4年生に環境フォーラムとして学習成果を発表するなど21年間にわたり取り組んでいることが高く評価された。