22日午後1時から開通する狐石区間
須賀川市の都市計画道路関下一里坦線(全長約1・8㌔区間)のうち池田記念病院北側の森宿狐石地内の未舗装区域(約310㍍)の工事が完了し、22日午後1時から開通する。国道4号線側から合流する丁字路は「一時停止」となるため、交通事故に十分注意して通行するよう呼びかけている。
関下一里坦線は市街地と郡山西部をつなぐ国道4号線を補完する道路で、災害緊急時の代替え道路としての機能も合わせ持つ。市の都市計画街路整備事業のうちでも優先度の高い道路に位置づけられる。
これまでセブンイレブン池の上店近くの交差点から池田記念病院前を通り国道4号線側に抜ける区間は整備が完了していたが、狐石地内の北向狐石線と向日向安積田線を結ぶ区間が正式に連結することになった。
同区域は国道4号線や周辺市道を含め朝夕の通退勤時間帯に交通混雑が激しい区域の一つに挙げられ、渋滞緩和も期待が高まる。
しかし今回開通する先の向日向安積田線と周辺道路への連結区域は道幅が狭く、開通後の交通量急増が懸念される。国道4号線側市道には一時停止標識が設けられるが、関下一里坦側に右左折レーン新設はしない。
またこれまで国道4号線に向かう区間への道路は一時停止などを必要としなかったが、22日午後以降は停止や右左折が求められるため、しばらくは混雑と追突事故増などにも注意が必要になる。
市は開通式などを予定していない。
なお市内の都市計画道路は平成20年3月末時点で整備率約79%であり、関下一里坦線の全線開通時期については現段階で確定していない。