駅周辺活用まちづくりワークショップ

地域振興

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    駅西地区整備後の利活用案を発表

 須賀川駅周辺地区第4回まちづくりワークショップは18日、須賀川・須賀川桐陽高生や新栄町住民ら約40人が出席して市役所で開かれ、新しい駅周辺利活用法として、季節ごとに駅を楽しむためのプロジェクションマッピングや音楽イベントなどが提案された。
 駅西地区都市再生整備事業により東西自由連絡通路や駅西広場、新たな駅舎などが整備されるが、市は地元住民や駅を利用する高校生、大学生とともに、同地区の将来を考えるワークショップを令和元年9月から毎年開いている。
 福島大学との連携事業として実施し、川﨑興太共生システム理工学類准教授を講師に迎え、参加者がまちづくりについて学び、利活用したイベント企画について意見交換した。
 第4回ワークショップは成果発表会として、通年・春・夏・秋・冬の5グループに分かれてイベント案を披露し、須賀川の魅力を伝えるプロジェクションマッピング、駅周辺全体を使った食と音楽イベント、屋外ライブ、スカイランタンなど様々な案が示された。
 川﨑准教授はイベントが実現できれば「多くの人が集まり、主催者側も楽しめる素晴らしい案が集まった」と高評価があった。
 同整備事業は現在、JR東日本による基本設計が完了し、実施設計策定に移った。東西自由連絡通路や新駅舎建設など令和6年度に完了し、事業全体の完了は令和7年度になる見込み。
 今後は東西自由連絡通路など駅関連施設完了後に現在の跨線橋撤去、既存駅舎の観光と交流拠点としてのイノベーションを行い、豪雨時の下流域への浸水被害軽減のため、雨水貯留施設を駅西広場地下に埋設する。