新年度事業スケジュールなど確認した通常総会
須賀川市観光物産振興協会(会長・渡邉達雄商工会議所会頭)の総会は22日、会員ら約40人が出席して市役所で開かれた。新年度事業計画など協議、4月2日から20日まで須賀川さくらまつり(ライトアップのみ)を開催する。昨年は中止となった釈迦堂川花火大会は時期未定だが実施する方向で調整を進める。
新年度は新型コロナ感染の状況に応じて観光物産振興に努めるとともに、新たに地域おこし協力隊を受け入れ、著しく低迷した観光需要の回復と喚起に向けた観光資源の魅力向上につながる取り組みを一層推進する。
さらに市が策定した「観光振興アクションプラン」推進のほか、関係機関と協力して釈迦堂川花火大会や松明あかしなどの市を代表する伝統行事や各種イベントに協力するほか、市民活力を生かした行事内容の充実を図る。
観光誘客は須賀川牡丹園などの既存の観光資源とウルトラマン観光事業など新たな資源が融合した市の魅力を最大限に生かした情報発信を行うほか、広域観光ルートのさらなる開発や外国旅行者の受け入れ体制構築にも努める。
物産振興は「すかがわ観光物産館flatto」の認知度を向上させ、安定した集約を図るとともに、消費者ニーズを反映させた商品構成にも積極的に取り組み、経営基盤の強化を目指すほか、首都圏などでの物産展開催やオンライン販売を充実し、地場産品の認知度向上、販売促進と販路拡大にも取り組む。
今年度は新型コロナの影響で一部イベントが中止となったが、新年度はさくらまつり、宇津峰山開き、市民よさこい盆おどり大会、釈迦堂川花火大会、松明あかしなどを実施する方向で準備を進める。
ほかにも首都圏や交流都市などへの出張販売、特質ある観光資源や地場産品を活用した体験メニューなどを含めた観光モデルコースの創出と情報発進、藤沼湖自然公園や周辺施設と連携の観光滞在時間延長、東北デスティネーションキャンペーンイベント、東京オリンピック・パラリンピックイベントなどでのPR活動など展開する。
渡邉会長はflattoを核とした魅力発進と物産振興に力を入れる方針を示し、「まもなく春の観光シーズンとなるが、会員相互の力を結集してコロナ危機を乗り越えてまいりたい」とあいさつした。
主な事業予定は次の通り。
▽4月2日~20日=さくらまつり▽4月上旬=春の観光キャンペーン(牡丹キャンペーンクルー県内報道機関・県知事表敬訪問)▽16日~5月31日=須賀川牡丹園物産販売・観光PR活動▽8月15日=市民よさこい盆おどり大会▽時期未定=第42回釈迦堂川花火大会▽11月13日=松明あかし▽2月上旬=牡丹キャンペーンクルー選考会、東京都銀座築地川公園牡丹植樹▽通年=flatto運営、特産品開発支援、観光周遊ルート創出