県などが主唱する春の全国交通安全運動は4月6日から15日まで10日間、「ぼくを見て 横断歩道の 小さな手」をスローガンに全県一斉に行われる。須賀川地区交通関係団体も広報活動の実施により悲惨な事故のない安全な地域づくりを目指す。
交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけ、市民自身の道路交通環境改善に向けた取り組みを推進し、交通事故防止の徹底を図る。
重点事項に子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保、自転車の安全利用の促進、歩行者等の保護をはじめとする安全運転意識の向上を掲げる。
子どもや高齢者は道路横断中に事故に巻き込まれることが多いため、家庭や地域でできる呼びかけとして、信号を守り無理な横断をせず横断歩道を渡る、夕暮れや夜間は明るく目立つ色の服装で夜光反射材用品を活用するよう日頃から伝える。
自転車の安全利用では、「県自転車安全利用五則」①自転車は車道が原則、歩道は例外②車道は左側を通行③歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行④安全ルール・マナーを守る⑤被害軽減のためヘルメット着用に努める―5項目の厳守を促す。
安全運転意識の向上として、加齢に伴い運転に不安が生じる高齢者と、安全運転相談窓口#8080の利用や、運転免許の自主返納について話し合いを促す。
また全座席のシートベルト着用、チャイルドシートの正しい使用の習慣づけを呼びかける。
職場では飲酒運転やあおり運転をさせない指導やハンドルキーパー運動を推進させる。
運転者には思いやり、ゆずり合い運転の徹底、横断歩道を渡ろうとする歩行者や自転車を見かけたら必ず一時停止する、早めのライト点灯、対向車や先行車がいないときの上向きライト使用、あおり運転を絶対にせず、被害を受けた場合は車外に出ず110番通報するよう求める。
管内の交通団体等は運動期間中に広報車両による呼びかけや街頭PR活動などを実施する予定。