メッセージを録音する生徒たち
鏡石町TPT活動少年推進員の今年度最後の活動となる被害防止広報用メッセージ録音は24日、町公民館で行われ、なりすまし詐欺被害防止や交通安全、SNS等による子どもの被害防止などを呼びかけるメッセージを作成した。
須賀川署が交通安全運動や年金支給日、なりすまし詐欺予兆電話発生時など広報活動を行う際に車両から放送するためのもので、鏡石町TPTの子どもたちのメッセージを活用するのは初めて。
約40人が参加し、鏡石一小児童はなりすまし詐欺被害防止、鏡石二小児童は交通事故防止、鏡石中生徒は子どもの被害防止をそれぞれ分担して録音した。
このうち中学生は声かけ事案の被害防止のため防犯標語「いかのおすし」(ついていかない、車に乗らない、大声で叫ぶ、すぐ逃げる、知らせる)や防犯ブザーの活用、SNSなどの被害防止のための標語「あとがこわい」(会わないで、撮らないで、画像を送らないで、個人情報を載せないで、悪口を書き込まないで、いじめないで)などをメッセージで伝えた。
その後、今年度の活動まとめの会が開かれ、渡部修一町教育長、國分隆之須賀川署生活安全課長が活動をたたえた。また感謝状と記念品を手渡した。
今年度はコロナ禍で活動が制限される中、なりすまし詐欺被害防止のためメッセージカードを作成し、岩瀬農業高で作ったナシを添えて「被害ナシ」を呼びかける活動や非行防止チラシの配布など、可能な範囲の活動を展開し、明るい地域づくりに貢献した。