須賀川市は今年も市民らから寄付された鯉のぼりの釈迦堂川上空「川渡し」を4月9日から5月10日まで32日間実施する。市文化センター改装工事に伴い、3列約420匹を掲揚し、幼稚園児らが絵付けした鯉のぼりは27日から仲間入りする。
須賀川の将来を担う子どもたちの健やかな成長と、多くの市民に春の散策を楽しんでもらいたいと、昭和62年から実施、今回で35回を数える。
時期が重なると満開のふれあいロード桜並木と鯉のぼりの共演が楽しめ、須賀川アリーナ周辺を代表する春の風物詩として市内外から認識されている。
鯉のぼりの修繕作業は26日から31日まで市労働福祉会館で行い、4月8日に約420匹の鯉のぼりを釈迦堂川上空に掲揚する。
また無地の鯉のぼりを準備して市内幼稚園児らが絵付けしたものは、4月19日から25日にtette1階西側のでんぜんホールに、27日から5月10日は釈迦堂川上空を泳ぐ。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、○密集場所をつくらないため散策しながら楽しむ場合でも、なるべく人混みを避けマスク着用○密接場面をつくらないため集団でシートを広げての飲食は行わない―の注意を呼びかける看板を現地に設置する。感染拡大状況によっては予告なく事業中止もある。
市は市生涯学習スポーツ課と市内各公民館で川渡しで利用する「鯉のぼりの寄付」を受け付けている。耐久性などを考慮し、鯉のぼりはポリエステルなど化学繊維のものに限る。
市生涯学習スポーツ課または各公民館で受け入れる。問い合わせは同課(℡88―9173)まで。