須賀川牡丹園は4月16日開園

地域振興観光

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    4月16日の開園を確認した理事会

 須賀川牡丹園保勝会(柳沼直三理事長)の理事会・評議員会は25日、牡丹会館で開かれた。新年度事業計画や収支予算など審議し、新型コロナ感染拡大防止に万全を期しながら4月16日に開園し牡丹の開花状況に応じて有料公開時期を決めるとした。
 柳沼理事長はあいさつで「新型コロナの影響で昨年は休園を余儀なくされました。ワクチン接種が始まったが未だ予断を許さない状況が続いている。手洗いやマスク着用徹底、3密を避けるためのソーシャルディスタンス確保など感染拡大防止を周知徹底していく。開園式は4月16日に予定し、その後の開花状況に応じて有料公開時期を決めてゆく。牡丹開花は平年通りを見込み、大型連休中は市民団体によるステージ発表と大輪の花を多くの皆さんに楽しんでいただきたい」と述べた。
 須賀川牡丹園は全国唯一の国指定名勝で、春の大型連休頃には樹齢200年の古木をはじめ290種約7000株が見頃を迎える
 新年度も250年余の歴史と伝統を郷土の文化的・学術的遺産として次の世代に継承するため、牡丹品種の保存や改良、牡丹樹と苗木の栽培などを中心に取り組む。
 また文化財である牡丹園を広く発進するため、今年リニューアルしたホームページやブログを活用し、春夏秋冬を通した魅力を広く広報していく。
 牡丹のほかにも、サクラやチューリップ、シャクヤク、アカマツ、大ケヤキ、秋の紅葉、冬の寒牡丹など有料開園期間外の来園者増を目指し環境整備を図る。
 併設する市フラワーセンターでは牡丹や草花などの栽培や供給、定期的な常設展、フラワーカレッジ寄植え教室、フラワーアレンジメント教室など体験事業も行う。
 園内の牡丹会館で牡丹園に関する資料の保存・公開、小中学生対象の牡丹絵画展を6月、四季の牡丹園をテーマにしたフォトコンテストは12月に今年も実施し、応募作品を同会館で展示する。

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