「相澤ロード」 にサルビアを並べる高校生たち 「相澤ロード」 で記念撮影する関係者たち
東京2020オリンピック男子1万㍍内定の相澤晃選手(23)=旭化成=を出身地である須賀川市長沼地域をあげて応援するべく、長沼商工会と住民有志らが「相澤晃応援団」を立ち上げ、聖火リレーが須賀川入りする27日、母校長沼中前にサルビア約200鉢を飾り「相澤ロード」を完成させた。
相澤選手は1964東京五輪男子マラソン銅メダリスト円谷幸吉選手以来、57年ぶりとなる須賀川市出身のオリンピアンとなることが確実視されている。
昨年12月の日本選手権男子1万㍍で日本新記録(27分18秒75)を出して初優勝し、東京五輪出場内定を勝ち取った。
相澤選手は円谷ランナーズに所属して故芳賀敏郎さんらの指導を受け「第二の円谷」を目指してきた。長沼中卒後は学法石川高、東洋大に進み全国の大舞台で活躍して「須賀川の相澤」の名を全国にとどろかせた。大学卒業後は実業団駅伝の雄・旭化成に進み昨年の日本選手権で快挙を達成した。
「相澤応援団」は赤羽隆長沼商工会長を団長に、長沼地域をあげて応援し、東京五輪での活躍を支えたいと今月19日夜に発足した。
「相澤ロード」に飾られるサルビアの鉢花は、円谷幸吉・レガシーサルビアの会が半世紀を超えて復活した「サルビアの道」で使われたものと同じで、聖火リレー通過コースに飾られるほか、須賀川橋と市役所前で須賀川高、須賀川桐陽高の生徒が手に持って聖火通過を盛り上げる。
長沼中校門前のフラワーロードにサルビアを飾り「相澤ロード」とした。飾り付けは相澤応援団メンバーと長沼高生ら約30人が行い、28日以降は屋内ゲートボール場に鉢花を移動して暖かくなってから地域内の幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校に配布する。
「相澤ロード」完成お披露目会で赤羽団長は「長沼の相澤を地域を挙げてこれからも応援していきたい。今回のサルビアの種を採取して、来年以降も毎年『相澤ロード』を続けて応援をしてまいりたい」とあいさつして、相澤選手にエールを送った。
相澤選手が出場予定の東京2020オリンピック男子1万㍍は7月30日午後8時頃スタートする。相澤応援団は同時刻に長沼体育館でパブリックビューイングを計画している。