安藤会長から赤羽団長にサルビアを贈呈
東京2020オリンピック男子1万㍍に長沼地域出身者として初めて、57年ぶりの須賀川市出身者として出場内定の相澤晃選手(23)=旭化成=を激励すべく、円谷幸吉・レガシーサルビアの会が、相澤晃応援団に「忍耐の花」サルビア約500鉢を寄贈した。贈呈式は27日、市役所駐車場の聖火リレーパネル前で、相澤選手もかつて入団していた円谷ランナーズの後輩たちが見守る中で行われた。
東京五輪マラソン銅メダリスト・円谷幸吉選手から今夏の東京オリンピック出場を決めた相澤選手に「忍耐」を受け継ぎ活躍を激励すべく、応援の象徴の一つ「サルビアの花」を応援団に贈呈した。
式には57年間種を採取しサルビアを育て続けた円谷選手の実兄喜久造さんも同席した。
安藤喜勝レガシーサルビアの会長は「今日は聖火リレー通過に合わせて57年ぶりにサルビアの道を再現できました。愛情を持って育て続けてくださった喜久造さんに心から感謝します。おかげで14人のランナーをサルビアとともに応援できました。この想いを相澤選手応援活動につなげていきたいと思います」とあいさつし、鉢花を赤羽隆相澤晃応援団長に手渡した。
赤羽団長は「長沼地域初のオリンピアンとなる相澤選手を応援すべく、午前中に『相澤ロード』を長沼中前に設置しました。来年以降も大事にサルビアを受け継ぎ相澤ロードを毎年実施していきたい」と述べ、相澤選手が国立競技場を走る7月30日に長沼地域体育館でパブリックビューイングを実施することを報告した。
応援団はレガシーサルビアの会から合計約700鉢のサルビア寄贈を受け、28日以降は暖かくなるまで屋内ゲートボール場で育成し、その後は長沼地域の全子ども施設に配布して大事に育ててもらう。秋には毎年種を採取して、相澤選手を来年以降も応援し続ける。