児童らの顔を目に焼き付け手を振る平原校長(阿武隈小) 感謝の気持ちとともに握手でお別れ(須賀川三中)
教職員人事異動に伴う離任式は、管内各小中学校で行われている。
阿武隈小(平原信男校長)は29日、卒業生を含む436人が登校し、お世話になった教諭との別れを惜しんだ。
新型コロナ感染予防から離任式は校内放送で退職2人、転出7人を紹介、退職の平原校長は「38年間『先生』を続け、みんなと過ごせて幸せでした。小さなことをコツコツと積み重ね、将来の目標に向かって頑張ってほしい」とあいさつし、教諭らも別れの言葉を述べ、教室では生徒らが真剣に聞き入っていた。
児童代表で竹田愛菜さん(5年)がお世話になった教諭一人ひとりに思い出などを話し、感謝を伝えた。
見送りは児童らが並ぶ校舎内を離任する教諭らがあいさつをして回った。
同校卒業の中学生らも駆け付け、児童らとともに花束や手紙などを贈った。教諭らは涙を拭い、笑顔で言葉をかけていた。
須賀川三中(小林一彦校長)は29日、同校体育館で行われ、卒業生含む290人が小林校長ら退職・転出教諭ら6人を見送った。
小林校長は「皆さんの頑張る姿に感動をいただき、思い出ができました。三中で教職を終えられること誇りに思います。皆さんは無限の可能性があります。夢の実現に向けて精いっぱい頑張ってください。また、会いましょう」と述べ、教諭らも生徒らとの思い出を振り返り感謝やエールを送った。
野沢嶺生徒会長(2年)は「思い出は忘れず新しい学年で頑張ります」と別れの言葉を述べ、生徒会役員が花束を贈った。
新型コロナウイルス感染防止のため、各教室で教諭宛の手紙などを取りまとめ、感謝の気持ちを伝え、見送りはせずに、退場を拍手で送った。