協定を結んだ遠藤町長と井上総支配人
鏡石町と東京都の総合イベントプロデュース企業の八芳園は26日、同社で包括的連携協定を結び、「鏡石いちご」のブランド再構築に向け、郡山開成学園を含めた産学連携に取り組む。
同社は一昨年に岩瀬農業高と産学連携協定を締結し、同校産米を使った「無添加糀あまざけ」を共同開発、販売しており、同商品を町のふるさと納税返礼品に登録したことをきっかけに、今回の協定締結につながった。
協定内容は①町のタウンセールス・観光振興②町の交流人口拡大、関係人口創出③地域の魅力発信とイベントの促進による地域経済活性化④町ブランドの推進・発信⑤持続可能な農業の維持・推進⑥町農産物、加工品の商品開発⑦連携中枢都市圏形成に係る活動を視野に入れた活動⑧そのほか地域活性化に関すること―8項目。
今後は町と八芳園、「食と健康分野」で協定を結ぶ郡山開成学園の産学連携による「鏡石いちご」の商品化によるブランド再構築、プロモーション活動、販路拡大などにより、町の地域活性化や交流人口の拡大などを目指す。
締結式は関係者8人が出席し、遠藤栄作町長、八芳園の井上義則総支配人が署名を交わした。
遠藤町長は町のこれまでの取り組みなどを説明し「この協定をきっかけに、町活性化のため相互の交流を積み重ね、地域振興などが図られることを期待している」とあいさつした。