満開を迎えたエドヒガンザクラ
須賀川地方総鎮守神炊館神社の「お諏訪の杜エドヒガンザクラ」が満開の見頃を迎えた。可憐な薄ピンクの花々が参拝者や観覧者の目を楽しませている。今年もコロナ禍を受けて夜間ライトアップは見送る。
お諏訪の杜エドヒガンザクラは樹齢300年を超えると言われる巨木群で、市街地に固有種が現存する全国的にも珍しい観覧スポットとして多くの市民から長年愛されてきた。
「お諏訪の杜」を須賀川が誇る後世に遺すべき宝として、保存会(深谷幸弘会長)が長年、サクラ周辺の下草刈りや遊歩道ウッドチップ敷きつめなど保全活動に努めている
満開の見頃に合わせて保存会と諏訪町町内会は合同で花見会を楽しんできたが、今年も新型コロナ感染拡大防止のため取りやめた。
なおお諏訪の杜エドヒガンザクラから採取した種は、東日本大震災後に日本さくらの会を通して北海道に届けられ、「復興のサクラ」の名で松前公園など道内各地で大切に育てられている。