市武道館、工事終え再開

スポーツ

  • 画像
    3カ月ぶりの稽古に汗を流す会員たち

 須賀川市の市武道館改修工事は3月で完了し、4月から利用を再開した。
 改修工事は柔剣道場の空調設備設置のほか、照明のLED化、トイレ様式化、弓道場のシャッター取り替えの4項目。災害時に避難所としての役割を果たす同館の備えを強化した。
 同館は災害時一時避難所として昨年10月の台風19号の際も多くの世帯を受け入れた。住宅が浸水被害を受けた世帯では2週間程度滞在するケースもあった。
 今後の災害に備えるため柔道場、剣道場のそれぞれに空調設備を設置し、避難者が冬季であっても快適に過ごし、健康を維持できる環境を整えた。
 また温暖化で夏の高温時も利用者が熱中症の危険性を下げて安全に練習できるよう活用を促す。
 利用再開初日は朝から弓道会や居合の団体利用があり、久しぶりの稽古で腕前を確かめていた。