トーチとともに記念撮影する子どもたち 市役所に設置された記念パネル
聖火リレーは県内コースを終え、1日には長野県に続いている。リレー終了後も市内ではランナーによるトーチの活用やパネル展示などがそれぞれ行われ、東京オリンピックに向けた機運の醸成を図っている。
トーチは各聖火ランナーに購入権が与えられ、多くのランナーは約7万円で手にした。
友人や職場の仲間に見せる、家宝として保存するなどそれぞれ自由に扱うが、ランナーの中には地域のために役立てたいとする動きも出始めている。
このうち陸上自衛隊郡山駐屯地の加藤将士さんは自身がコーチを務める円谷ランナーズの子どもたちにオリンピックをより身近に感じてもらうため、31日に須賀川アリーナ周辺コースで行った練習に持参した。
子どもたちは大喜びでトーチを手に取り、「本当に桜の形をしている」「意外と軽い」など素直な感想をもらしていた。
またアリーナ入り口にある相澤晃選手の東京オリンピック内定を祝う掲示前でトーチを手に記念撮影し、思い出を残した。
加藤さんは「こうして多くの人に喜んでもらえるのが一番うれしい」と述べ、今後は学校などでの活用も調整中とした。
市役所1階みんなのスクエアでは、市内コースのリレーを振り返るパネルが9日まで展示されている。
ランナーの走る姿やサルビアの道設置風景、ゴール後の君原健二さんと円谷喜久造さんの歓談シーンなどを並べた。
立ち寄った市民らは当日の盛り上がりを思い起こしている様子だった。