須賀川市の橋本克也市長は2日の記者会見で、新型コロナのワクチン接種スケジュールや医療従事者等への応援メッセージ募集について説明した。
現段階で市に配分される予定のワクチンは今月12日の週に975人の2回分(1950回分)、26日の週に975人の1回分(975回分)、計2925回分が示されており、それ以降は未定だが4月最終週に一定数を全国で再配分するとの情報もある。
市では老人ホームなどのクラスター対策として、高齢者が入居・居住する社会福祉施設等の入居者855人と従業員726人の計1581人を優先し、19日の週から接種を開始する。ワクチンは12日の週に配分される分を1回目の接種で使用し、対象施設などは現在調整を進めている。
その後、今月中の配分数の残りと再配分見込み数を利用して、高齢者の集団接種を5月11日から須賀川アリーナで開始する。個別接種も同日から開始できるよう須賀川医師会と協議を進めている。
集団接種会場まではシャトルバスを運行し、長沼・岩瀬地域、大東・小塩江地区を対象に曜日で対象地区を変更するなどして運行する。
新型コロナ対策の最前線で活躍する医療機関、介護・障がい者施設の従事者に対する支援事業として、市は「心に花をさかせようプロジェクト」を今年1月から展開し、市民から約4300通の応援メッセージが寄せられ、商品券などとともに各従事者に届けた。
今回は第2弾として、当面の間、市ホームページと公式LINEで再度メッセージを募集し、随時当該ページで公開するほかウルトラFMで紹介する。
そのほか地域外来(発熱外来)は1日から公立岩瀬病院の敷地内に移設し、これまでと同様に完全予約制でPCR検査などを行っている。
利用はかかりつけ医からの紹介が必要となり、受診者にのみ場所の詳細を報せる。
なお同病院の一般外来受診者らと地域外来受診者が接触しないよう、十分に注意して対応する。