孫との釣りを楽しむ男性
阿武隈川や支流での漁業・遊漁は1日から、東日本大震災以来10年ぶりに一部条件付きで解禁され、河川敷には釣果を楽しむ愛好者らの姿が見られた。
今回解禁されたのは信夫ダムを隔てて上流域ではアユ、コイ、ウグイ、イワナ、フナ、下流域ではアユ、コイ、ウグイ。
栄町付近の釈迦堂川沿いでは近所に住む80代男性が6歳の孫とともに釣り糸を垂らしていた。
男性は中学時代から阿武隈川漁協の会員となり、以前は毎日のように釣りを楽しんでいたという。
「このあたりではコイやニゴイが釣れるが、ブラックバスに環境を壊されてしまった」と不満をこぼしながらも、昔は川の水が飲めるほどきれいで、子どもたちも釣りなどの川遊びを楽しんでいたと当時の思い出を話した。
「できれば孫にも釣りの魅力を伝えたい」と並んで釣り糸の先を見つめていた。
組合の新規加入や川で釣りを楽しむための遊漁承認手続きに関する問い合わせは鈴木裕須賀川支部長(℡080―5562―4563)まで。