今年は全国入賞を目指す大武夢菜さん・姫菜さん
第20回全国小学生ソフトテニス大会は30、31の両日、千葉県白子町で行われ、須賀川ソフトテニススポーツ少年団の大武姫菜さん・夢菜さん(西袋一)の双子の姉妹らが活躍した。
予選を勝ち上がった各都道府県の代表男女各50組が出場し、予選リーグと順位別トーナメント戦を戦った。
双子の大武姉妹は予選リーグを3戦全勝で1位通過し、決勝トーナメントに進んだ。
トーナメント初戦は福岡県代表ペアを4―3の接戦で制した。2回戦は群馬県のペアと対戦し、一歩及ばず敗退した。
同スポ少の二瓶愛梨さん・大河原唯さん(鏡石一・柏城)組は予選リーグで3戦1勝の成績で、4位トーナメントに挑んだ。
初戦の滋賀県代表、続く福井県代表を下し、準々決勝は山形県代表を4―2で制した。準決勝は岡山県代表と対戦し、惜しくも敗れた。
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大武姉妹は大会を振り返り「上には上がいると感じました。打ってくるボールが速く、深く、ツイストも上手かったです。もっと練習して、今年は全国入賞を目指したいです」と語る。
2人は中学・高校でも続けられるスポーツとして小学1年のときに同競技を始めた。
2年生の頃から才能を発揮し始め、全国大会には同年から3年連続で出場した。
足の速さなど身体能力はもとより、負けず嫌いな性格から出る粘り強いプレーやカットサーブを武器に上級生も圧倒する選手に成長し、今では県内外のライバルから目標にされているという。
今年は5年生に進級し、これまでほとんどの対戦相手は上級生ばかりだったが、同学年の相手が増え、負けたくない気持ちがより強くなっていると話す。
これまで練習は週5回、平日は両親からマンツーマン指導を受け、日曜日には二本松市のクラブで教わってきたが、さらに技術を向上させるため、今春から同クラブに正式加入する。
「まずは5月の県総体で優勝したいです。6月にはシングルスの大会があるので、お互い負けないように頑張ります。全国で勝ち上がるため、点をとられても弱気になったりしない強い気持ちを持ちたいです」と話す2人は、力強い笑顔をみせた。