27校に聖火リレーで使用のサルビア783鉢寄贈

イベント教育

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    安藤会長(右)からサルビアを受ける永瀬校長

 円谷幸吉・レガシーサルビアの会(会長・安藤喜勝市体育協会長)は5日、市内の全小中高校など27校に783鉢のサルビアを寄贈した。入学式や新学期などに役立ててほしいとしている。
 1964東京五輪で銅メダルに輝いた郷土の英雄円谷幸吉選手を激励し応援するためにサルビアを持ってパレードしたのが「サルビアの道」の始まり。
 当時から受け継がれてきた種を復活に向けて同会が市民運動を立ち上げ、57年ぶりの聖火リレー須賀川通過ルート沿いに約3000鉢のサルビアを飾り、地元高校生の協力も得て「サルビアの道」再現を果たした。
 円谷幸吉選手の顕彰とともに、東京2020オリンピック代表内定した長沼出身の相澤晃選手(24)=旭化成=を応援するために市内全29校(小学校15、中学校9、義務教育学校1、高校4)に27鉢ずつ計783鉢を贈る。
 5日は午前9時から生育と世話を依頼した市フラワーセンターに会員らが集合し、5班に分かれて順次配布した。安藤会長は須賀川一小を訪れ、永瀬功一校長に鉢花を手渡した。
 永瀬校長は「円谷選手は本校の先輩であり、サルビアを通して再度活躍を子どもたちに教えていきたい」と話し、霜が下りない玄関の中に飾りたいとしている。