提供を開始するニュー芭蕉苑「かっぱ麺」 今年度事業計画など協議した全体会
須賀川特産キュウリの絞り汁を練り込んだ麺が主役の「須賀川かっぱ麺」は今年も市内16店舗で16日から提供スタートする。かっぱ麺の会(大内康広会長)は7日、商工会館で全体会を開き、須賀川牡丹園開園日に合わせて販売開始を確認した。
かっぱ麺はキュウリ麺だけでなく具材にも新鮮なキュウリを盛り付け、各店自慢のだし汁に特製味噌を混ぜ合わせながら食べる、夏にぴったりのさっぱりした麺料理。今年で提供開始から14年目を迎える須賀川を代表する新しいソウルフードとして広く認知されている。
これまでもテレビやラジオで全国放送され話題を呼び、郡山市ブランド認証事業「一本の水路ブランド認証事業」の認証なども受けた。
キュウリ特有のさわやかな後味が暑い季節にぴったりの麺料理で、今年も須賀川牡丹園開園に合わせて提供を始め、さらなるPRにつなげるため、牡丹キャンペーンクルーの試食会も予定している。
昨年は新型コロナウイルス緊急事態宣言発令を受けて、須賀川牡丹園が休園したこともあり、シーズンを通して市外からの観光客が激減し、かっぱ麺提供は例年通りスタートしたものの1年を通して苦戦を強いられた。
これらの経験を踏まえ、今年度はかっぱ麺に関する情報発信強化を目指し、「ポータルサイト(ホームページ)」の充実、かっぱ麺紹介パンフレットの制作に力を入れ、アフターコロナを見据えた市観光部門との連携強化とともに、組織強化と新しい商品開発の模索にも着手する。
全体会で大内会長が「かっぱ麺の認知度も徐々に高まり、須賀川といえばかっぱ麺と言われ始めている。提供16店でさらに結束を強め次の発展につなげていきたい」とあいさつした。
昨年度各種報告、今年度事業計画などについて意見交換した。
かっぱ麺は多くの店で昼から提供するが、一部店舗はコース料理のメニューに含まれるため、事前予約が必要な店もある。
提供店は次の通り。
Sushi&Grillあづま(馬町)すし観(今泉)蕎麦・うどん大黒亭(八幡町)季節料理なじみ(岡東町)ニュー芭蕉苑(堀底町)ラーメン一番影沼店(影沼町)居楽屋SYUZENあかし(馬町)須賀川kitchenあぐり(中町)スナック鶴(宮先町)吟醸料理・酒ゆめぜん、▽要予約=割烹萩の井(上北町)割烹万松(宮先町)グランシア須賀川(池上町)ホテルサンルート須賀川(加治町)ホテル虎屋(宮先町)