買い物客に交通安全の協力を呼びかける参加者たち
須賀川地区交通関係団体の「交通事故死ゼロを目指す日」に合わせた街頭啓発キャンペーンは9日、リオンドール須賀川東店で行われ、横断歩行者優先意識の徹底や運転中の携帯電話、スマートフォンの使用禁止などを呼びかけた。
「交通事故死ゼロを目指す日」は、中央交通対策協議会が主唱する国民運動で、全国交通安全運動に連動した取り組みを毎年実施している。
国民一人ひとりが交通ルールを守り、交通マナーを実践することで、悲惨な事故を防ぐ。
市交通対策協議会、須賀川地区交通安全協会、交通安全母の会、交通教育専門員、須賀川署など関係者ら約40人が参加し、春の全国交通安全運動の啓発用チラシやマスコット付き夜光反射材、ウエットティッシュなど200セットを買い物客らに手渡した。
啓発用チラシでは横断歩道で歩行者を無視した運転をしないよう、横断歩道の直前で停止できる速度で進行すること、後続車の追突を避けるため、早めに軽くブレーキを踏み、止まる意思を伝えることを呼びかけた。
また夕暮れ時や夜間、トンネル内でのライト点灯、右・左折地点の30㍍手前や進路変更3秒前のウインカー表示、赤信号に切り替わる際に先行車に追従した信号無視をしないなど、危険な運転に注意を促した。
また参加者らは東部環状線の歩道で手作りのハンドプレートを掲げ、夕暮れ時の早めのライト点灯のほか、運転中の携帯電話操作の禁止、全席シートベルト着用などをドライバーに訴えた。
なお関連事業の春の全国交通安全運動は「ぼくを見て 横断歩道の 小さな手」をスローガンに、15日まで全県一斉に展開し、広報活動のほか子どもたちの登下校の見守り強化などで交通事故撲滅を目指している。