こいのぼりとさくら並木の下を歩く参加者たち 大河原さんと一緒に体を動かす
須賀川・岩瀬瀬地方は平年になく早いペースで花の見頃が駆け抜けていき、早くも5月を思わせるような陽気に連日包まれている。10日は須賀川市と天栄村でウオーキングイベントがそれぞれ行われ、やや強めの風が時折吹き抜ける天気だったが、さわやかな青空の下で大人から子どもまで楽しくゴールを目指して汗を流した。
須賀川市スポーツ振興協会主催の「第14回ウォークinすかがわ 桜」は須賀川アリーナをスタート・ゴールに行われ、市民ら116人が春の須賀川路をサクラや名所を巡る7・5㌔のコースを歩いた。
昨年はコロナ禍でやむなく中止となったが、サクラの見頃に合わせて毎年開催しており、2年ぶりのイベント再開は「新しい生活様式」に則って、市民限定の参加とした。
参加特典として郷土の偉人で1964東京五輪銅メダリストの円谷幸吉選手のゼッケンナンバーにちなんだ申込番号に当たった60代と30代女性1人ずつに「円谷幸吉賞」を、創刊75周年に合わせて申し込み75番の岡田昇さん(75)に「あぶくま時報賞」、ほかにもマメタイムス社賞と最年長賞も贈られた。
開会式で西間木正行常務理事は「市内のサクラの見頃は残念ながら終わりましたが、7・5㌔を完歩して皆さんの心に花を咲かせてください」とあいさつし、日本コンディショニング協会認定講師の大河原里美さんが効果的なウオーキング方法を指導し参加者全員で体を動かした。
30人ずつのグループに分かれてアリーナを出発した参加者は、約420匹の鯉のぼりが上空を泳ぐ釈迦堂川ふれあいロードを歩き、市内のサクラスポットやtette、円谷幸吉メモリアルパークなどのチェックポイントを巡った。各所ではクリクラ提供の飲料水などが用意された。
ゴールには参加者全員対象のお楽しみ抽選会もあり、ウルトラマンどら焼きのプレゼントもあった。