なりすまし詐欺未然防止で感謝状贈呈

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    なりすまし詐欺を未然に防いだ相楽さん(中央)

 須賀川署(菊地淳一署長)のなりすまし詐欺未然防止功労者に対する署長感謝状の贈呈式は13日、須賀川署で行われ、300万円の被害を防止した福島銀行須賀川支店窓口担当の相楽みちよさん(56)に感謝状が贈られた。
 相楽さんは3月24日正午頃、窓口を訪れた80代女性を担当した。女性は「親戚に建物のリフォーム代300万円を貸すため、定期預金を解約したい」などと話したという。不審に思った相楽さんが詳しく事情を聞くと「孫に土地代を貸す」など説明が二転三転した。上司とも相談し、女性に改めて孫と電話し確認するよう求め、なりすまし詐欺と判明して被害を未然に防いだ。
 相楽さんは「女性には普段もよくご利用いただき、コミュニケーションをとっていたので異変に気付くことができた。今後も高額払い出しの際には、お客様のご理解を得ながら理由を詳しく確認し、被害防止に努めたい」と述べた。
 同席した富山浩明支店長は「日頃からの声かけの重要性を改めて感じた。今後もチェック表やマニュアルを活用しながら対応していきたい」と話し、菊地署長は「窓口での声掛けと判断が被害防止には大切。今後もご協力いただき、少しでも被害が減ってほしい」とたたえた。

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