天栄村教委で学校蔵書管理システム導入

教育行政

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    オンラインで実施した教育方針説明会

 天栄村教委の教育方針説明会は13日、文化の森てんえいと各校・園をインターネットで中継して開かれ、一般的な図書館で使用されているような蔵書管理システムを小学校図書室に導入し、いずれは学校間での貸し出しが可能となるような体制を目指すなど、今年度の基本目標や重点施策を説明した。
 コロナ禍の感染対策として初めてオンラインでの実施となり、各校・園と映像をつないで実施した。
 久保直紀教育長は「『村はひとつ、学校はひとつ、願いはひとつ』の合言葉のもと、未来を育む子どもたちのため、一つのチームとして教員同士も今以上に学び合えるようにしたい。またコロナ禍において迅速、的確な判断で最善の誠意をもって『身体のいのち』を守り、毎日の学校・園の生活に喜びを感じられる教育で『心のいのち』を大切にし、村に生まれ育って良かったと感じられる体系的な深い学びに向け、協力をお願いしたい」とあいさつした。
 今年度は「天栄型コミュニティ・スクール」「愛村心を育むふるさと教育」「英語の村てんえい」「つなぐ教育」を4本柱に、各種施策を進める。
 新規事業として図書システムは、初年度は広戸、大里、牧本の3校に導入し、まずは蔵書の登録作業を進める。2学期以降は各図書室に設置したパソコンから蔵書検索ができるようになる予定で、いずれ学校間での貸し出しなども実現できるようにする。
 ICTを活用した授業の実施・促進は、電子黒板やタブレットなどを効果的に活用し、個々の学習状況に応じた学びを目指すほか、教室内外の他者と共同して自分の考えを発信し、学びを深めるような学習活動を充実させる。
 英語検定支援は、小学高学年が5級を年1回、中学生は5級から準2級を年3回まで受けられるよう受験費用を補助する。
 地域を知る学習の実施は、県の小中英語パートナーシップ事業推進地域として村内幼小中学校が連携して研究を推進、授業研究会を実施する。
 そのほか各重点施策のもと、地域コミュニティを核とした天栄だからこそできる少人数教育を実践する。

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