ポスターを持参しPRする渡辺社長
須賀川市の観光名勝「大桑原つつじ園」(渡辺久記取締役社長)は20日に開園し、同日午前10時から安全祈願祭が園内の八幡神社で行われる。昨年は国の「緊急事態宣言」発令を受け、感染拡大防止のため休園を余儀なくされたため、開園は2年ぶりとなる。
開花は平年に比べ1週間から10日ほど早いとみられ、早咲きの「春一番」「フジムスメ」「ヨドカワ」「モクレン」「西洋シャクナゲ」「ハナミズキ」などは咲き始めている。
渡辺社長は15日、市役所を訪れ、橋本克也市長、安藤基寛副市長にポスターを手渡し、開園をPRした。
「ツツジの開花は平年よりも早く、見頃はゴールデンウイーク前半頃になりそうです。例年は山全体が赤い花に包まれることで絶景となり、人気を呼んでいました。色も濃く、見応えのあるツツジやシャクナゲを見ることができると思います」と話した。
同園の最も古いもので300年を超える江戸錦の古木もあり、2万坪の敷地に約100種3500株のツツジ、シャクナゲ2500株、シャクヤク3000株、その他の花々など合わせて、約1万株が次々と咲き誇り、6月上旬まで多彩な種類の花のコントラストを楽しむことができる。庭園の中は歩きやすく整備され、のんびりと散策できる。
なお新型コロナ感染防止のため、園内ではできる限りの密閉・密集・密接の「3密」を避け、園内出入り口やトイレに設置したアルコール消毒液利用を呼びかける。
売店などは縮小して出店し苗木などは販売するが食堂は営業しない。
開園当初の入園料は割引料金で、通常は大人600円(中学生以上)、小学生以下は無料。営業時間は午前8半から午後5時まで。
問い合わせは同つつじ園(℡76ー5857)まで。