須賀川署(菊地淳一署長)の「なりすまし詐欺被害ゼロの日」の広報キャンペーンは15日、東邦銀行須賀川支店で行われ、来店した高齢者らに注意を呼びかけた。
2カ月に1度の年金支給日に合わせたキャンペーンで、署員5人と銀行員1人の計6人が同店入り口で啓発用チラシや夜光反射材など70セットを配った。
須賀川署管内では昨年4件の被害が認知されており、件数は前年と変わらないが被害額は711万円(前年比571万円増)と大幅に増加し、1件あたりの被害額が大きかったことが特徴にあげられる。
被害を防止するため、清陵情報高美術部がデザインした注意喚起のイラスト入りのマスクケース、相談先の連絡先を記載したチラシなどを配り、注意を促した。
また県警が4月から開始した新たな事業「POLICEメールふくしま」への登録も合わせて呼びかけた。
なりすまし詐欺の被害や不審電話等の情報のほか、犯罪、不審者情報、交通事故発生状況や防災情報などについて、希望するエリア(須賀川署管内など)を選択して受信できる。
なお同サービス運用開始に合わせ、既存の「安全・安心メール」は終了した。
登録は専用アドレス(pmf01@uh28.asp.cuenote.jp)に空メールを送信し、返信されるメール内容に沿って情報を入力する。