天栄村 全村民に１万円分商品券を配布

　天栄村臨時議会は23日開かれ、全村民に１万円分の「てんえい村民応援商品券」を配布する事業費などを盛り込んだ一般会計補正予算などを可決した。
　今年度一般会計補正予算は歳出歳入にそれぞれ９５００万円を追加し、総額45億５００万円となる。
　新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主な財源に、商品券の発行事業関連に５６６５万円を充てる。そのほか２月の福島県沖地震の被災住宅支援事業と修理費に計３７１６万円を計上した。
　商品券はコロナ禍による外出自粛や営業自粛などで大きな影響が出ている村民の生活を支援し、村内の経済活動を活性化させるためのもので、５月以降準備が完了次第、簡易書留で順次発送し、経済活性化を図る。
　村内の商店のみで利用でき、利用期限は発行から６カ月間。
　昨年発行した際も利用率はほぼ１００％に上り、今回も同程度の経済循環による効果が期待される。
　議案はそのほか村税条例等の一部改正の専決処分、消防ポンプ車２１７８万円の財産取得に関する議決を原案通り可決した。